高論卓説

先祖・明智光秀から学ぶこと 「上に立つ者の心得」を常に省みよ (1/3ページ)

 明智光秀が築城した坂本城がある大津市の西教寺では、6月14日を光秀の命日とし、毎年法要が行われている。今年も「明智光秀公顕彰会」が主催し、全国の光秀ゆかりの地から、光秀ファンの方々、歴史好きの方々が、会場に入り切れないほど集まり、光秀を偲んだ。来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、光秀を主人公としており、光秀ゆかりの地では、既にさまざまなイベントが行われている。西教寺は、光秀の菩提寺として、顕彰会の活動も32年目に入り、長く光秀の功績を継承してきた。

 光秀が治めた丹波地方の京都府亀岡市や福知山市でも同じように、光秀の評価は高いことを考えると、日本人の思考も、決して横並びということではないのではないかという思いにもかられる。「謀反者」という負のイメージが定説であったが、個々人が、「それは本当なのか」という疑問を持って、さまざまな事象を見るという面も、日本人にはきちんと備わっているのではないかと思うのである。

 明智光秀の娘・玉と細川忠興の長男・忠隆の末裔である私にとって、光秀の再評価は喜ばしいことである。「私の先祖 明智光秀」(宝島社)を上梓して3カ月。これまで“政治一色”だった私に、歴史という新たなフィールドが与えられ、その分野の催しに呼ばれることも増えた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus