社会・その他

スピーチがヘタだと「最初の7秒」でウンザリ 2回しかないチャンスはどこだ (2/4ページ)

 反対にいえば印象を強めるにはチャンスは2回しかない、ということです。

 たった7秒の間に相手を掴まなくてはならないオープニングでは、いかに、「この人の話をもっと聞きたい!」「次を聞きたい!」と思わせられるかに集中したいものです。その基本の手法を4つご紹介しましょう。

 聞き手の注意を向ける“つかみ”4方法

 1.ストーリー

 最もインパクトを出しやすいオープニングは、この「いきなりストーリーで始める」です。私がセミナーを行う際にもよく使う手法です。もちろんセミナー講師としての信頼感が得られるように自己紹介も入れなければならないのですが、たとえばふつうに、

 「おはようございます。信元夏代です。まず私のバックグラウンドについて説明させてください」

 と話したとしても、受講者側は「上司に出ろといわれた研修だから来たけど」という気持ちから抜けきれないことでしょう。その代わりに、私は次のような感じでオープンします。

 「2014年3月のことでした。とある居酒屋で、私は御社の阿部社長と隣り合わせで座っていました。

 ちょうど大学の年次総会が盛況に終わったあとで、気のおけないお喋りを交わしていたのですが、阿部さんが『そういえば何年もあなたを知っているけれど、仕事はなにをしているのかね? ダンスをやっているのは知っているけれど』と尋ねていらしたのです」

 と、ここでストーリーの中の会話として私のバックグラウンドを簡潔に話してしまいます。さらに社長とこうやって話ができる関係だということを、これまたストーリーの中でほのめかしていますので、講師の立場としての私の信頼性もそれとなくアピールしています。

 ここで重要なポイントがあります。ストーリーを語る前に、“これから○○なストーリーをお話ししたいと思います”、という前置きを置かないことです。あくまでいきなりストーリーに突入するのです。聞き手の注目を7秒で集められること間違いなしです。

 「あなたの車はどんな存在?」と直接問いかける

 その先のストーリーでは、なぜ社長が、私にこの研修を依頼しようと思ったか、その経緯や社長の意図、会社としての企業目標ゴールなども、さらっと「ストーリー」の一部として話をしてしまいます。

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