Bizプレミアム

異論噴出の“都道府県魅力度ランキング” 調査会社社長「私に怒ってもダメ」 (3/3ページ)

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部

「指標がおかしいというのがおかしい」

 田中社長は「日光市(の魅力度)は全国で13位です。ところが栃木県は47位。日光の魅力を使い切れていないというのが事実なのです。その事実に目を向けないで、『指標がおかしい』というのがおかしいです」と指摘。「日光が栃木県にあることを知らない。群馬県の草津温泉も長野県にあると思っている人が多い。これが最大の問題です。鬼怒川温泉が日光市にあることも知らない人は多いです。日光へ行く人は宇都宮で餃子を食べてから行かない。回遊する仕組みができていないのです。栃木県の中には魅力はあるかもしれないが、結局は点の魅力であって、それが融合することで県の魅力になっていないのです」と解説する。

 田中社長は東京工業大学卒業後に日経BP社に入社。雑誌記者や日経BPコンサルティング調査部長などを経て、地域ブランドアドバイザーや知財ポータル・ブランドの専門家としても多方面で活躍している。北関東の自治体などから調査の妥当性や公平性などに疑問の声が上がっていることに対し、田中社長は「調査の問題を四の五の言う前に、自分たちの問題を把握すべきです」と述べ、こう強調した。

 「やるべきことは、なぜ(魅力度の評価が)低いのか、なぜ理解されていないのかということに目を向けることです。結果に対して高めていくということ。対策を練る方に力を入れてほしいです。低いことに怒るべきだと思います。私に怒ってもダメで、自分たちがやってきたことに対して怒ってほしいと思います」

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部 SankeiBiz編集部員
SankeiBiz編集部員が取材・執筆したコンテンツを提供。通勤途中や自宅で、少しまとまった時間に読めて、少し賢くなれる。そんなコンテンツを目指している。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus