私生活のパートナーは大学時代の同級生だ。同じくコミュニケーションデザインを勉強し、今は広告やTV番組のビデオ編集などを行う会社で働いている。
音楽はジャズやブルースを聞く。9歳の息子とロックも聞く。スポーツにはあまり熱心ではない。だが山を散策するのは大好きだ。1人でも他人と一緒でも、歩くのが好きだ。
「でもね、今、刑務所の囚人がスポーツをするのを支援するプロジェクトがあって、スポーツとどう付き合うか直面している」と話す。
息子が通う小学校とも積極的に関わっていきたいと思う。現在、十分にできているわけではないが、自分の研究と私生活が乖離しない姿勢は維持したいようだ。
息子さんには何を期待するのか?
「希望を捨てない子かしら。希望が前進する発想や行動を生むから」
希望は好奇心から生まれると思うが、息子さんの好奇心を刺激するために何をやっているのか。
「私からたくさん問いをし、彼からたくさんの問いを受け付けるようにしているわ」と大きな声で笑う。
最後に、ぼくの心に響いたフランチェスカの以下の言葉を残しておこう。
「何をやるにも、時間とケアの2つが大事よね。私はリアルに他人と共にプロジェクトをするのが好きなの。それは、時を細かく刻みながら、じょじょに何かが変化し、そこから何かができていくのを実感することに意味を見いだすからなのよ」
大雑把な時ではなく、繊細な時が意味を生むのだろうか。
【ミラノの創作系男子たち】はイタリア在住歴の長い安西洋之さんが、ミラノを拠点に活躍する世界各国のクリエイターの働き方や人生観を紹介する連載コラムです。更新は原則第2水曜日。アーカイブはこちらから。安西さんはSankeiBizで別のコラム【ローカリゼーションマップ】も連載中です。