社長を目指す方程式

2021年、あなたの存在意義と進むべき道を明確化する5つの質問 (2/3ページ)

井上和幸
井上和幸

 どうでしょう? すらすら書けましたか? また、書けたという方は、本当にそれで正しいと思いますか?

 私自身、かれこれ10数年前にこの問いに初めて真正面から向き合ってみた折に、その中のいくつかの項目(私の場合は「われわれの顧客は誰か?」「顧客にとっての価値は何か?」「われわれにとっての成果は何か?」でした)について、本当に理解できているのだろうか…? という猛烈な不安に襲われることになりました。

 誰を相手に事業、サービスをしようとしているのか? その顧客は、本当にいま自分たちが提供していること・ものを求めているのか? そもそも、それは自分たちの成果だと堂々と呼べるものだろうか?

 結果として、当時従事していた事業に関して、本当に相手とすべき顧客と提供すべきソリューションの大幅な軌道修正を行ったことを、今でも明確に記憶しています。それが当時、何度かの事業急成長の起爆剤ともなりました。

 以来、折に触れて5つの問いについて確認し直してみるのですが、毎回、新たな気付きと発見、上書き更新を続けています。今回も2021年バージョンを策定しましたよ!

 自分自身をワクワクさせるものになっているか?

「シンプルな質問ほど答えにくい。なぜか。質問がシンプルならば答えもシンプルなはずである。しかし、そうではない。質問がシンプルであるほど正面から答えなければならない。時には痛みを伴う自己評価が必要となる。私たちは、いかなる組織にあろうと、ドラッカーが問いかける5つのシンプルな質問に答えないかぎり、顧客、組織、自らに対し、やがて害をなすことになる。」──フランシス・ヘッセルバイン(リーダー・トゥー・リーダー財団創立者)

 実際に、この5つの質問と向き合ってみると、これまで自分がなんとなくやってきたことを否定しなければならないことに気が付いたり、捨てたくなかったものを捨てたほうが望ましい(ドラッカーは「破棄」と言います)ことを自覚させられたりします。

 そこで逡巡するか、思い切って一歩踏み出して新しい世界にチャレンジするか。どうするかは、あなた次第です。

「『5つの質問』がもたらすものは、行動のための計画である。計画とは明日決定するものではない。決定することができるのは、常に今日である。明日のための目標は必要である。しかし、問題は明日何をするかではない。明日成果を得るために、今日何をするかである。」(『経営者に贈る5つの質問』)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus