社長を目指す方程式

2021年、あなたの存在意義と進むべき道を明確化する5つの質問 (3/3ページ)

井上和幸
井上和幸

 「5つの質問」は、決してお題目でもないし、抽象的な原則論でもありません。ドラッカーが言う通り、それは<行動につながる経営ツール・マネジメントツール>です。

「すべてが行動につながる。何ごとも行動が伴わなければ意味はない。」(『経営者に贈る5つの質問』)

 この5つの質問に対し自分なりの回答を出すには、どのようなことを意識すればよいか。ドラッカーの教えを元に、私なりに大事にしていることをご紹介します。

  • 本当に大切なことだけ行う
  • ミッションを達成するプロセスそのものが、心から楽しめるものであることを絶対に満たすものにする
  • 楽しく、生きがいのある時間を最大化し、そうでない活動はやめる
  • 自分が持っている強みと資源は、顧客のニーズにマッチしているかを確認する
  • 成果は必ず、計測、評価可能なかたちに定義する

 これらを満たした5つの質問の答えが設定できると、とてもクリアに進むべき道が見え、ぶれることがなくなり、何事においても判断が早くなります。5つの質問を成し遂げること、また成し遂げようと日々行動すること自体がワクワクしてならなくなるはずです!

 またドラッカーは、この5つの質問は、定期的に見直していくことが重要だとも言っています。

「何ごとにも満足することなく、すべてを見直していかなければならない。だが、最も見直しが求められるのは、成功しているときである。下向きに転じてからでは遅い。明日の社会をつくっていくのは、あなたの組織である。そこでは全員がリーダーである。ミッションとリーダーシップは、読むもの、聞くものではない。行うものである。『5つの質問』は、知識と意図を行動に変える。しかも、来年ではなく、明日の朝にはもう変えている。」(『経営者に贈る5つの質問』)

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 <行動につながるマネジメントツール>を携えて進む上司は、最強です。それでこそ、社長を目指す皆さんです。

 そして、それがなによりもドラッカー究極の質問、「私たちは何をもって憶えられたいか」に対する答えを私たちにもたらしてくれることになるのです。

 ドラッカーの5つの質問で、ぜひ皆さんのミッションとビジョン、そして具体的行動を明確化し、2021年をすがすがしくスタートしましょう!

▼“社長を目指す方程式”さらに詳しい答えはこちらから

井上和幸(いのうえ・かずゆき)
井上和幸(いのうえ・かずゆき) 株式会社経営者JP代表取締役社長・CEO
1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。
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【社長を目指す方程式】は井上和幸さんがトップへとキャリアアップしていくために必要な仕事術を伝授する連載コラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら

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