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コミュニティを動かす力 現役世代の「学びへの気力」が勝負どころ (2/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 もちろん生涯学習の機会提供と利用は、さらに推進していかないと社会として立ち行かなくなるのは目に見えている。

 しかしながら、人は自分が過去に経験したこと、学んだことだけでは限界があるとは自覚しながら、可能な範囲でそれらを延命させたいと思うものだ。気力の問題でもある。

 なにも高齢者の特徴を言っているのではない。20代でも30代でも見かける現象だ。20代後半にもなれば「大学生のように積極的に新しいデバイスやアプリを使う気になれない」と言う人がぼつぼつと出てくる。

 スマホであれPCであれ、年代を問わず、多くの人はハードウェアの一部の機能と使い慣れたアプリしか使っていないはずだ。それでも必要に迫られて新しいアプリを追加していく。好奇心で動く人の方が少ないに違いない。

 「好奇心がすべてだ」「学びの力こそが肝だ」「学習する土壌とは何か」と、こうしたフレーズが盛んに飛び交うのは、「学びはしんどい」と思う人が多数なのが現実だからだ。

 好奇心溢れる学びを苦と思わない人は、「学ばないといけない」と義務的に感じることなどないのだ。こうした人たちは「学びは楽しいから、この楽しみを奪われたくない」と語る。

 思い出していただきたいが、個人の生き方の是非として議論をしているのではない。地域全体のコミュニティの話である。

 コミュニティのために学ぶ気力をどの程度持つことが住人としての務めなのだろうか。

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