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世間は狭い…と感じたら黄色信号? 「井の中の蛙」にならないために (1/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 先週、英国・マンチェスターの大学でファッション文化論を教えている研究者にインタビューした。ぼくがこの数年追っている新しいラグジュアリーのコンセプトや文化盗用に関する意見を聞きたかった。その際、彼に新しいラグジュアリーを語るに相応しいスタートアップを推薦して欲しいと頼んでみた。

 数日したところで、「最近、ロンドンにオープンしたこのブランドは良いと思う」と彼から連絡がきた。サイトを調べて会社の理念や商品デザイン、あるいはその見せ方を確認した。確かにぼくの狙いに的中している。 

 デザイナーはロンドンの大学でファッションデザインを勉強したハンガリー人の女性でパートナーと経営しているらしい。店舗はブタペストとニューヨークにもある。「あっ、それなら」と思った。

 ブタペスト出身でファッションモデルからこの世界に入り、パリを拠点に活躍。その後、心理学、マーケティングを学び、最終的にはベルリンの大学で社会学の博士号をとった知人が知っているに違いないと勘が働いた。現在、この彼女は米国の東海岸でサステナブルファッションのシンクタンクを主宰している。

 彼女に「このブランドを知っている?」と聞いたら、速攻で「なんと!私がその会社のブランド戦略をたてたのよ。オーナーを紹介するわ」と返事がきた。

 言うまでもなく、ぼくはその紹介の恩恵をあずかった。

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