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世間は狭い…と感じたら黄色信号? 「井の中の蛙」にならないために (2/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 世界の複数の点が繋がった。「おっ、やったね!」とぼくは率直に喜んだ。それも考え方や感性的な次元で一つの輪郭が見えたのは、自分がリサーチしてきたことがあるカタチになってきた証拠だと感じた。

 それはそれで嬉しいことながら、しばらくして「待てよ」という想いが出てきた。望んでいたことがある程度「阿吽の呼吸」のように回り始めると、「世界は狭いね」と思うようになる。 

 ぼくも色々な分野で仕事をしてきたが、ある一定の期間、ある一定の量のインプットとアウトプットを繰り返すと「世界は小さい」と実感する。このタイミングは分岐点でもあり、出発点でもある。

 「世界は小さい」「世間は狭い」と実感したら、黄色信号が灯ったと思った方がいい。

 多くの人は「井の中の蛙大海を知らず」という表現を知っている。自ら知っている場だけで判断し、外の世界を知らない。他人の自慢を批判する場面で良く出くわす。

 一方、「世界は小さい」は世界の真理そうなありよう(例えば、6人を介せば世界中の人とつながりをもてるとの仮説「6次の隔たり」)を物語る場合もあるが、努力の達成感を伴う場合も少なくない。後者に問題がある。

 往々にして、あるポイントに到達することが「井の中の蛙大海を知らず」に化けることだ。

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