【試乗インプレ】高級感アップ “美”にこだわった500万円台のベンツ「Cクラスクーペ」(前編) (2/5ページ)

  • 箱根・芦ノ湖周辺を駆け抜けるメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • なかなか迫力のあるフロントフェイス
  • 洗練された流れるようなデザイン
  • サイドを走る2本のキャラクターラインが陰影感を生む
  • 斜め後ろからの“絶景”
  • サッシュレスドアを採用したCクラスクーペ。インテリアは高級感たっぷりだ
  • 1.6L直4ターボエンジンを搭載
  • Cクラスクーペ
  • シンプル&エレガント
  • リヤから眺めるCクラスクーペ
  • ヘッドランプやLEDのポジショニングランプをオンにする
  • ハイビームやハザードをすべて点灯させた状態
  • やっぱりカッコいいLEDのテールランプ
  • ウインカーを点滅させる
  • 扁平率40%の薄型19インチタイヤを履いている
  • 車両を芦ノ湖の湖岸に降ろしてパシャリ
  • 箱根で突然の霧に包まれたCクラスクーペ
  • 箱根で突然の霧に包まれたCクラスクーペ
  • 箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 元箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 元箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根神社の近くを駆け抜けるメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根の芦ノ湖周辺を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根の芦ノ湖周辺を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根の芦ノ湖周辺を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根園を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根園を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根園を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根園を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根園を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根園を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • メルセデス・ベンツのCクラスクーペ(iPhoneで撮影)
  • メルセデス・ベンツのCクラスクーペ(iPhoneで撮影)
  • メルセデス・ベンツのCクラスクーペ(iPhoneで撮影)
  • 突然の濃霧で前方視界がほぼゼロになった箱根のターンパイク(iPhoneで撮影)
  • ドライブモードで「スポーツ+」を選択(iPhoneで撮影)
  • メルセデス・ベンツのCクラスクーペ。晴天なら後方に相模湾が見えるのに…
  • 箱根で突然の霧に包まれたCクラスクーペ
  • 箱根で突然の霧に包まれたCクラスクーペ
  • 箱根で濃霧に包まれるCクラスクーペ。リヤのLEDコンビランプがぼんやりと浮かび上がる
  • 箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • 元箱根を走るメルセデス・ベンツのCクラスクーペ
  • ハンドル下部を平らに仕上げた、フラットボトムのスポーティーなステアリング
  • 豪華なデザイン、もちろん質感も高いインテリア
  • 後席も豪華だが、居住性は高くない
  • 開放的なサンルーフ(iPhoneで撮影)
  • エントリーキー(iPhoneで撮影)


 エンジンパワーは…「おっとり系?」

 クルマに乗り込み神奈川県の箱根町を目指す。パワートレインは、1.6リッターの直4ターボエンジンに7速ATを組み合わせた後輪駆動車(FR)だ。最高出力は115kW(156PS)/5300rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/1200~4000rpm。この辺はすべてCクラスセダンと同じスペックだ。

 運転して10メートルも走らないうちに気付くのだが、ドライブモードをノーマルのままアクセルを踏むと、パワーにやや物足りなさを感じる。「思っていたよりもおっとり系なのかな…」。エコモードに入れると、完全に省エネ走行に徹しているのが分かる。パワーが不要のときは極力燃費を抑えて、ここぞというときにターボを効かせるダウンサイジングエンジンの特徴が伝わってきて、これはこれで合理的。信号機とトラフィックが多い市街地でエネルギーを無駄遣いする必要など全くないのだから。

 では、このクーペは単なる見掛け倒しなのか。いや、そんなことはなさそうだ。高速道に入り、ダイナミックな走りを楽しめる「スポーツ+」モードを選択してアクセルを踏み込むと、4000回転まで一気に吹け上がり、高レスポンスのスポーティーな走りを披露。ターボのアシストのおかげで、高速度域で十分な加速力と伸びを発揮する。エンジンサウンドも“派手”な味付けにチェンジ。本格的なスポーツクーペと肩を並べるほどではないにしろ、ノーマルモードの手応えが薄かったこともあり、「けっこう熱い走りができるじゃん」となんだかホッとしてしまった。ただし、燃費を考えると「スポーツ+」で走り続けるのは非経済的。ベンツユーザーだって燃費は気になるはずで、走行シーンに合わせたモードの使い分けは大事だ。

FRならではのコーナリング性能