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フロリダ並みのキラキラ感! いま、人知れず千葉が熱い

ちょっと前ですが、ツイッターなどで「神奈川県民から見た千葉県」という話題が盛り上がっていました。土地勘のない人から見た千葉県の各エリアをざっくり表現したもので、某Dランド一帯が「ネズミ帝国」と表現されていたり、野田や銚子はバッサリ「醤油」、そもそも房総半島の真ん中全域は「ゴルフ場」など、ざっくり過ぎてあきれる他ない投稿なのですが、確かに土地勘がないエリアに対しての脳内認識は誰でもこんな感じだよなあと、微笑してしまいました。

浦賀水道越しに眺める富士山は思いの外近い(写真筆者)
浦賀水道越しに眺める富士山は思いの外近い(写真筆者)

それがどんな県であっても、今の姿に至るまでには各々歴史があるわけですが、絶対的な与件として地域の特性を規定してきたものは地理的条件でしょう。

ことに和歌山などもそうですが半島状の地形は、ある意味行き止まり性の宿命を背負っている分、経済産業の発展や生活面でハンディがあることを否めません。関東平野や濃尾平野のように広大な人口や農業、産業を後背地として抱えられるわけでもなく、京都や大阪のように人物の動線が交差する場でもない。繁栄の地理的条件に欠けているのです。それゆえでしょうか、政治への期待が他地域に比べて高くきたように思います。

実際に、千葉県は営々、成田空港を誘致し、アクアラインなど日本史に残るようなインフラ整備にも腐心してきたわけですが、今やその成果は明白で、そのアクアラインとつながる「圏央道」、そして南北に房総半島を縦断する「館山自動車道」が開通したことも含めれば、自動車のアクセス面では驚くべき変貌を遂げました。

かつてナビのない時代、千葉県と言えば、少し幹線から外れてしまえば、どんなに地図を解読する名人でも目的地にたどり着くことは不可能に思えるような道なき道の有り様に加え、夏場などは数少ない東京につながる上り道路に文字通り数珠つなぎの渋滞が発生したものでした。それが今はどうでしょう。気が付けば、房総半島を横に縦に横断するかたちで自動車専用道が整備され、印象を一新しているのでした。しかも、最近東関道の酒々井、成田間が110km制限に緩和され話題となってもいますが、比較的後発で開発された千葉県内の自動車専用道路網は、開発スペックも高く実に走りやすいのです。

富裕層がいち早く注目

便利になってみれば、外房、内房とそれぞれの風光明媚さで海に面するきらびやかさはなかなかのものです。特に内房を冨浦まで縦断する館山自動車道を南に下れば、海の気配と鹿野山など豊かな山の緑に恵まれ、ロードサイドにチラホラ植栽されたヤシの木の風情が望外の南国気分を盛り上げてくれます。実は、鹿野山、養老渓谷など山の風情も劣らず豊かで、そんな山あいには徳川四天王のひとり本多忠勝が城主だった大多喜城などもあります。また利根川沿いに行けば、小江戸と呼ばれる水郷佐原(さわら)など、千葉県各所なかなかどうして歴史的な風情とまったく無縁というわけでないのです。

フェリーで神奈川県と結ぶ金谷港に立って浦賀水道を見渡せば、東海道などとの接続もあり歴史的に一足先に発展した対岸の三浦半島、伊豆半島と比べて何らそん色のない豊かな土地であることが感じられます。実際に目ざとい、富裕層の中にはゴルフやサーファイン、ヨットなどレジャーの週末拠点として豪華な別荘を建てる人が増えたようで、海を見渡せる高台などにはびっくりするほど豪壮な建築物が目をひきます。もちろん水揚げ高で国内ダントツのナンバーワン銚子港を抱えるほどだから海の幸に恵まれていないわけもなく、野菜の生産額も全国三位と考えれば、落花生やナシぐらいしか名産品がない印象とのギャップは大きいと言えます。そうそう野田、銚子と醤油製造のメッカも伊達にこの場所で発展したわけではないはずです。

とは言え、そんな謙虚過ぎる食文化アピール低調さの間隙を縫って勝浦タンタンメンや竹岡式ラーメンなどB級グルメにインパクトがあるのもなかなか楽しいところです。


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