強風相手に「安定したデータ取れず、つい」と副社長
スズキ不適切試験会見・詳報(2)《鈴木修会長ら4人は再び頭を下げて陳謝。質疑応答へ移る》
--いつから不正があったのか
本田治副社長「おおよそ、2010年くらいからとみている。1つ1つのタイヤや、車体の空気抵抗を実測するには装置が必要。今分かっている範囲で、風洞装置については2006年、タイヤ、トランスミッションなど単品での装置導入は09年から10年にかけて行ったことが分かっているので、(不正の開始は)10年頃からと」
--5月10日の決算会見で、「再確認の作業をやっている。順調にやっている」とおっしゃったが、不正を認識していたのか
鈴木修会長 「決算会見で申し上げたことは今でも明確に覚えている。これは『順調に推移している』ということで、10日時点ではすべてが完了していなかったので、それまでは順調という意味で申し上げた。私が『国交省への報告は5月18日までに提出。4月20日から1カ月みていただいてやっていることだが、私ども多機種に分かれていることから確認を進めている』と申し上げた。重ねて『現時点で順調で、特に問題はないということですか』という質問があり、私から『はいはい』と申し上げた。その時点ではすべてが終わっていなかったということです。10日時点では認識していなかったということ」
--やってはいけないことと認識はしていたのか。法令違反は認識していたのか
本田副社長「現場では『惰行法』で測定しながら、いろいろ試みるんですが、自然界の中で、安定してデータがとれないため苦労していた。データはとっていたので、安定しない分を単品で計ると。ばらつきが少ないので、ついつい使ってしまっていた。違法なことをしていると認識していたかどうかだが、深刻には考えていなかったのではないでしょうか。『ばらつきの少ないデータをとりたい』という考えで」
--三菱自動車は独自に『高速惰行法』という名前を付けていたが、スズキ内部での呼び方はあるのか
「『惰行法』でも多数の走行法をとっておりましたので。特段の名前はつけていません」
--不正は全車種か?
「現在販売している全16車種ということで、累計210万台。現在発売しているものということであります」
--古いものは
「2010年度からということです」
(続く)
関連記事