三菱自動車に続き、誤った自動車の燃費データ計測をしたスズキの会見で、説明する鈴木修会長(手前から2人目)=18日午後、東京都千代田区の国交省(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
《鈴木修会長ら4人は再び頭を下げて陳謝。質疑応答へ移る》
--いつから不正があったのか
本田治副社長「おおよそ、2010年くらいからとみている。1つ1つのタイヤや、車体の空気抵抗を実測するには装置が必要。今分かっている範囲で、風洞装置については2006年、タイヤ、トランスミッションなど単品での装置導入は09年から10年にかけて行ったことが分かっているので、(不正の開始は)10年頃からと」
--5月10日の決算会見で、「再確認の作業をやっている。順調にやっている」とおっしゃったが、不正を認識していたのか
鈴木修会長 「決算会見で申し上げたことは今でも明確に覚えている。これは『順調に推移している』ということで、10日時点ではすべてが完了していなかったので、それまでは順調という意味で申し上げた。私が『国交省への報告は5月18日までに提出。4月20日から1カ月みていただいてやっていることだが、私ども多機種に分かれていることから確認を進めている』と申し上げた。重ねて『現時点で順調で、特に問題はないということですか』という質問があり、私から『はいはい』と申し上げた。その時点ではすべてが終わっていなかったということです。10日時点では認識していなかったということ」