日産「新ビッグ3」追撃、試される“ゴーン流” 合理化で三菱自の魅力そぐ恐れも (1/3ページ)

2016.5.16 06:45

三菱自動車の主要生産拠点であるタイ工場のエンジン生産ライン

三菱自動車の主要生産拠点であるタイ工場のエンジン生産ライン【拡大】

【1000万台の野望】(下)多様なニーズ対応 合理化で魅力喪失も

 昨年11月18日、タイ中部の港湾都市レムチャバン。三菱自動車の相川哲郎社長は同社の現地工場で開かれた累計生産400万台達成の記念式典に出席し、「引き続きタイの自動車産業と一緒に発展していく所存です」と、満面の笑みであいさつした。

 好機だった不正問題

 同工場はタイ向けに加え、東南アジアや中東など世界約90カ国に輸出する三菱自の主要生産拠点だ。ピックアップトラック「トライトン」やスポーツ用多目的車(SUV)「パジェロスポーツ」など利幅の大きい海外向けの主力車種を生産し、三菱自が2016年3月期決算で過去最高の営業利益を稼ぎ出す原動力となった。

 「東南アジアで素晴らしい仕事をしている」。日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、三菱自との資本業務提携合意を発表した12日の記者会見で、こう持ち上げてみせた。日産が燃費データ不正問題に揺れる三菱自への出資を電光石火で決めたのは、11年に合弁会社を設立しスタートさせた軽自動車を企画開発・生産する協業の存続という“現状維持”だけではない。「日産が弱い東南アジアの事業で恩恵がある」(ゴーン社長)と判断したからだ。

三菱自が持つアジアの生産拠点は、世界販売の空白を穴埋めし補完できる垂涎の的

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