大戸屋の取締役2人が辞任 就任3カ月、内紛影響か

 

 創業家側と会社側の対立が続く大戸屋ホールディングスは28日、取締役の河合直忠氏と社外取締役の川上泰弘氏が「一身上の都合」で辞任したと発表した。ともに就任から約3カ月しかたっておらず、深刻化する内紛の影響とみられる。

 主力銀行出身の河合氏は、窪田健一社長の信任が厚く、関係正常化に向けた仲裁役を務めた。ただ創業家側の不信感を招き、弁護士らによる第三者委員会は報告書で「最終的には一つのマイナス要素となっていた可能性があると思われる」と指摘していた。