NHKがネットで番組の同時・見逃し配信実験 総合、Eテレ

 

 NHKは6日、テレビ番組を放送と同時にインターネット配信する2度目の検証実験を11月28日~12月18日に実施すると発表した。今回初めて、番組を最長1週間さかのぼって視聴できる「見逃し配信」も実験する。視聴ニーズに加え、システムや権利処理の課題を検証することが狙い。

 1万人以内の実験参加者を募集し、NHKのウェブサイトやスマートフォン向け専用アプリで番組を視聴してもらう。対象となるのは、総合テレビとEテレで午前7時~午後11時に放送されている首都圏4都県向けの番組で、今回は字幕放送や副音声などにも対応する。一部の番組は出演者側などとの契約の都合で提供できない場合があるという。

 実験参加者のうち3000人については、NHKネットクラブプレミアム会員を対象に11月1日から公募する。