住友不動産、六本木に43階建ての高層オフィスビル完成 元日本IBMの本社跡地
東京・六本木に完成した住友不動産の「六本木グランドタワー」
住友不動産は28日、東京・六本木の高層オフィスビル「六本木グランドタワー」が完成したと発表した。地上43階で高さは約230メートル。地下鉄の六本木一丁目駅に直結して利便性を高めた。
敷地は日本IBM本社ビルなどの跡地で、2013年に着工した。免震と制震の両方の構造を採用した。地上27階の居住棟と地上3階の商業棟を併設している。3棟の延べ床面積は約21万平方メートル。
オフィスビルにはメディアやIT系企業などの入居が決まっているという。商業棟には飲食店などが約20店入り、今後順次開業する。
近隣には三井不動産が手がけた複合施設の東京ミッドタウンや、森ビル(東京)の六本木ヒルズがある。住友不動産は「国際ビジネス拠点としての六本木の地位をさらに高めたい」としている。
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