「丸亀製麺」のトリドール、欧州で日本食展開を加速 イタリアや英国で
うどんチェーン店「丸亀製麺」などを傘下に持つトリドールホールディングス(HD)が和食ブームに乗り、欧州で日本食の展開を加速させている。イタリアではすし店やラーメン店を出店する計画。英国ロンドンでは月桂冠(京都市)やチョーヤ梅酒(大阪府羽曳野市)などと協力し、和食レストランを開業した。
日本の国内市場が縮小傾向にある中、海外事業を強化する狙い。「日本の食と酒の魅力を伝えたい」(トリドールHDの担当者)と意気込む。
11月にイタリアのミラノに現地子会社を設立した。すし店「トーキョー・テーブル」やラーメン店「ボッテガ・デル・ラーメン」を来年3月までに出店する。イタリアでは2020年までにすし店は5店、ラーメン店は10店に拡大し、さらに他の欧州諸国にも広げる。
トリドールHDの担当者は「欧州では日本食が高めだが、手頃な価格で楽しんでもらえるようにする」と強調する。
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