--どうやってもうけが出るようにしたのか
「これまでは、生産コストや研究コストをかけすぎていたのではないかということで、軽でもうかるなら、ほかの車種でももうかるという考えで始めた。主力車種のアコードやシビックは生産台数が多いので、工場のラインが1車種で埋まり、生産効率が良い。しかし、生産台数の少ない軽は、1つのラインに別の車も流れる。Nシリーズとして年24万台を生産すれば、1つのラインを埋めらる。そういう車を目指した」
--シリーズの共通点は
「エンジンやトランスミッションが共通で、ボディーの骨格部分や燃料タンクなどを含め、車を下から見ると同じという感じだ」
--NBOXのエンジンの特長は
「車内の空間を広くするためにアクセルペダルを70ミリ前に出したが、そのためにはエンジンの前後の幅を小さくする必要があった。事故で衝突した場合、燃料のないところまではつぶれても良いような構造にしてある。エンジンをある種の車体の補強材として考えている」