パナ、シャープ、ソニー“赤字地獄” 売り切り型ビジネスの限界 (2/3ページ)

2012.3.20 00:30

 平たく言えば、弱電系の製品は“売り切り型”である。売ってしまえば、それで終わりだ。一方、インフラ系の製品は販売後、「メンテナンス」というビジネスがくっついてくる。つまり、売った後も稼げるのだ。

 パナソニック、シャープなど3社の赤字地獄の元凶は「テレビ」である。“家電の王様”としてメーカーの顔であり、手放すことができない製品だが、それが足を引っ張った。言うまでもなく、テレビは“売り切り型”である。

 どこのオフィスにもあるコピーやファクシミリなどの機能を備えたデジタル複合機。これには売った後にトナーというビジネスがくっついてくる。だから機械はリースでもいい。トナーでもうかるのだ。

 こういうものがテレビにはない。新製品を開発し、莫大(ばくだい)な投資をして生産体制を構築し、さてこれからとなったときに待っているのは、それ以上のスピードで変わってしまった環境だ。

その結果が売るほどに赤字が増えるという地獄

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