トヨタ新型車「アクア」。JCO8モードで1リットルあたり35.4キロメートルの燃費を実現した(小野淳一撮影)【拡大】
日産自動車や三菱自動車も同様に好調で、「自動車各社は70円台後半でも利益が出るところまで円高対応が進んでいる。このところの自動車株の上昇は根拠のあることだ」と今中氏。
巨額赤字に苦しむ電機メーカーもV字回復が期待できるという。ソニーは今期、950億円の営業赤字、2200億円の最終赤字を見込むが、「合弁解消した企業の株の減損処理など評価上の赤字が大きく、こうした損失処理が進んで身軽になれば収益改善が期待できる」として、今中氏は来期に営業黒字1380億円、最終黒字430億円と黒字転換を予想する。
パナソニックも「白物家電や美容家電はアジア市場で中級~高級品としてブランド力が高い」。今期も営業損益ベースでは300億円の黒字を確保する見通しだが、来期にさらに上積みが期待できそうだ。ソニー、パナソニックともにトップ交代が決まっており、新経営陣による改革の加速が課題となる。
ゲーム大手の任天堂も今期は営業赤字450億円、最終赤字650億円を見込むが、「円安になれば目に見えて改善する」として来期は営業黒字940億円、最終黒字560億円を予想する。