しかし、実際には、燃料価格に対する感度が非常に高いため、実用的な燃費性能を向上することで、顧客の期待に応える必要がある。実用的な快適性も不可欠だ。例えば、外気気温40度超といった環境下で、多人数で乗車した場合でも、すべての人に冷房が行き渡る工夫などは商品として欠かせない要件になってくる」
--IMVの開発体制は
「IMVの開発には、世界で約2500人と非常に大規模な技術者が携わっている。内訳としては日本が2千人と最も多いが、タイに210人、インドネシアとインドに60人、南アフリカに40人など各拠点に適切に技術者を配置して、顧客のニーズを迅速にくみ取れる態勢を組んでいる。さらに今後は、一部改良を繰り返すなかで、海外シフトを進め、海外の開発要員を少しずつ増やしていく方針だ。現地の顧客に近いところで開発を行える態勢を強化し、多様化するニーズに素早く的確に応えられる環境を整える」
--世界で累計500万台を達成できた理由は