「1つ目として、世界各地域の使用環境を、数多くみて、しっかりと勉強するとともに、顧客の声を開発に反映してきたことがある。例えば、『荷物を積むスペースがもっとほしい』という要望があれば、荷台の寸法を少しでも広げるなど、各地域の顧客の声に忠実に耳を傾け、愚直に開発を進めてきた積み重ねが結果として表れたと考えている。サービス拠点網を、世界各地域に巡らしたことに対しても、顧客の評価は高い。世界販売台数は05年の46万台から、10年には81万台に増えた。昨年は東日本大震災やタイの洪水の影響で、78万台と10年より落ち込んだが、今年は再び10年以上の販売に挑戦したい」