【クルマ人】高性能すぎる新型「キャンター」 世界初のハイブリッドシステム (2/4ページ)

2012.6.24 07:00

 --燃費性能の向上に貢献している技術は

 「新たに開発したデュオニックと、高出力・高回転モーターを組み合わせた世界初のハイブリッドシステムの貢献度は大きい。デュオニックは、もともと伝達効率が高いという特徴があり、新型キャンターの燃費向上につながった。前モデルの開発時にはなかった高効率の変速機に、モーターを直結することで、エンジンと独立してモーターが動く仕組みを構築した。この結果、前モデルではできなかった、最も燃料消費が大きい停止してからの発進時に、高出力モーターで始動する『モータークリープ走行』が可能になった。さらに通常走行に加えて、加速時や登坂路走行時など高い駆動力を必要とする場面でも、モーターが常にエンジンをサポートすることで、燃料消費量の低減につなげている」

 --リチウムイオン電池も、前モデルから変更している

 「前モデルの5・5アンペア時の円筒形のリチウムイオン電池から、今回はラミネートタイプの新世代の電池を採用したことで、小型軽量化を図りながら、電池容量を7・5アンペア時と約30%増やすことができた。容量の拡大で、減速時のエネルギー回収で蓄積できる電力量が拡大し、効率的なモーター走行と燃料消費量の低減が両立できるようになった。小型軽量化で、架装性も向上させている。さらに、電池の安全性と耐久性強化にも注意を払った。ハード面では、強固なスチール製のボックスに内蔵し、外部からの衝撃から電池を守る構造としている。ソフト面でも、過電圧、過放電などの異常な状態にならないように常時監視するバッテリー管理システムを新たに搭載した。こうした仕組みを通じて、社内の耐久試験では、電池は10年以上交換する必要がないとの結果が出ている」

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