とはいえ、メール利用者が何もしなくてもいいわけではない。可能な限り被害を避けるためにまず心掛けたいのは、自分のメールアドレスを大切にすること。迷惑メールの送信者は、メールを送信するためのアドレスを集めている。懸賞サイトやゲームサイトなどサービスの無償提供を装ってアドレスを入力させ、収集するケースは多い。こうしたサイトへの登録の際は十分な注意が必要だ。
また、スマートフォン(高機能携帯電話)のアプリケーションソフトの中には、利用者のアドレス情報を抜き取るようなウイルスが仕込まれているものもある。ウイルス対策ソフトで防げることも多いので、パソコンと同様のセキュリティー対策をすることが大切だ。
飯沼担当部長は「リスクを減らすために複数のアドレスを使い分ける方法もある。ただ、対策を取っても全てを防げるわけではない。迷惑メールが来たときは、『開かない』『クリックしない』『入力しない』の基本を守り、第2、第3のトラブルに巻き込まれないようにしてほしい」とアドバイスする。