「ヒト」にこだわるダイキン 韓国・台湾勢に負けない“日本式経営” (2/3ページ)

2012.9.17 18:10

グッドマン社の買収会見で握手を交わすダイキン工業の井上礼之会長(左)と、グッドマン社のデイビッド・エル・スウィフト社長=8月29日、大阪市北区(志儀駒貴撮影)

グッドマン社の買収会見で握手を交わすダイキン工業の井上礼之会長(左)と、グッドマン社のデイビッド・エル・スウィフト社長=8月29日、大阪市北区(志儀駒貴撮影)【拡大】

 人材育成の点でも、国内と国外に違いははない。2年に1度、技術力を競う社内の技能オリンピックを日本で開催しているが、2010年は参加者117人のうち約半分の56人が海外からだった。

 「日本から技術者を送り込むのでなく、海外は海外で自立することを目指してほしい」(広報担当者)。国内と同じように海外の人材も、積極的に育成することが企業の総合的な技術力向上につながっている。

 人事方針にも人を重視する経営が現れる。人間関係が原因でくすぶっている人材がいれば、海外の拠点に出す。田谷野憲副社長も日本の営業マンだったころ、当時の上司との折り合いが悪く、社内で「中国に派遣させてみよう」ということになった。この人事部の方針が的中し、今は中国担当のトップとして社員らをまとめる立場にあるという。

 一般的に製造業の入社3年目の離職率は約1割。これに対し、ダイキンでは人重視の経営を実践することで離職率は約3%にとどまっている。

韓国や台湾メーカーに対するアンチテーゼとも言える

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