ダイキン工業の売上高と海外比率【拡大】
ダイキンが拡販を狙う省エネ型のエアコンは日本では一般化しているが、北米では導入が進んでいない。現地の家庭用エアコンは配管を通じて全ての部屋に冷たい空気を送る「ダクト方式」が主流で、グッドマンもこの方式を得意としている。
ただ、グッドマンのデービット・スウィフト社長が「米国でもエネルギー効率への関心は高まっている」とするなど、省エネ型の潜在需要は小さくない。ダイキンはインバーター技術を組み合わせたエアコンをグッドマンと共同で開発し、市場開拓を狙う。買収による営業利益ベースの相乗効果を今後3年間で計240億円とはじいている。
海外技術もフル活用
ダイキンはM&Aで海外事業を拡大してきた。1998年から2008年までの間に、欧州各国で販売会社など10社を次々と買収。03年の猛暑をきっかけに欧州でエアコン需要が拡大し、一気に売り上げを伸ばした。07年にはマレーシアのOYLインダストリーズ、11年にはトルコのエアフェルと現地のエアコン大手を買収。01年3月期に32%だった海外売上高比率は、12年3月期には約61%に高まった。