「インターコンチネンタルホテル大阪」が進出する「うめきた」の先行開発地域「グランフロント大阪」=大阪市北区(竹川禎一郎撮影)【拡大】
大きいのはヘッドハンティングした人物がもつネットワーク。一緒に仕事をした仲間が、あちこちのホテルで働いている世界だけに、信頼できてその実力を知るかつての部下など、自分の下につく“意中の人物”を引っ張ってくることがあるからだ。
しかも、その人物が顧客の信頼を得ている実力者であれば、ホテルの立地場所によっては、その人物が抱える顧客まで引っ張ってくることもある。ハンティングするホテルにとっては一石二鳥で、当然のことながら引き抜かれる側にとっては大きな打撃になる。
絶対に“NG”なオキテ
その典型的な例が料理長だ。かつては料理長が動くと、部下のスタッフがいっせいに動くことが珍しくなかった。しかし、最近ではそれをすると、移ったホテルから「次もそうするのでは…」と“注意人物”とみられるため、ほとんどなくなったという。
「新しいホテルに移るとき、絶対にやってはならないことがあるんです」と元女性ホテルマンが話してくれた。それは「仲間を引っ張った後、自分だけそのホテルを辞めること」だそうだ。これをやってしまうと一気に信頼を失ってしまうという。