日産自動車の最近のモノづくりの動き【拡大】
一方の日産。ノートは好調なスタートを切ったものの、前モデルがヒットしたマーチは振るわない。エコカー補助金の追い風を受けたものの、1~11月販売は13%増にとどまった。
逆輸入、逆KD生産は勢いを欠く販売の現状を受けた苦しい措置ともいえる。「長引く円高を逆手に取ったコスト削減策」(証券アナリスト)と評価する向きもあるが、為替リスクが常につきまとう。
高い法人税や人件費など厳しい生産環境下に置かれる日本で、逆KD生産をしてまで稼働率を引き上げることが本当に競争力向上につながるのか疑問だ。何よりも、「既存車をしっかり売っていく」(志賀COO)ことが重要だ。(古川有希)