価格破壊競争再燃か
だが、業界をあっといわせたのが、今月6日に打ち出した松井のサービスだ。1回当たりの信用取引額が300万円以上に限るとはいえ、2.05%が業界最低だった金利をゼロとする。手数料も無料で、ともにゼロなのは業界初。松井はその代わり、信用取引以外の株取引サービスで収益をカバーする考えだ。
松井社長は常々「安易な安売りはしない」と語り、SBIや楽天などとは違い、引き下げ競争に消極的ともいえる姿勢を貫いてきた。その松井が攻勢に出るのは異例だ。
その狙いは、短期売買を繰り返し、規制緩和で最も恩恵を受けるとみられるデイトレーダーを獲得することだ。手数料などの引き下げ競争に消極的だったためにデイトレーダーの顧客が少ない松井が規制緩和を好機ととらえ、挽回策に出たようだ。
ただ、松井の新サービスで、ともに無料になるのは、同じ日に反対売買で取引を終わらせた場合に限られる。