体重計、体組成計の国内市場規模【拡大】
海外の低価格商品に押されて経営は厳しいが、最近はレシピ本効果で、得意とする多機能の高価格帯商品が持ち直す兆しが出てきた。富士キメラ総研の調べでは、体重計・体組成計の市場規模は11年の約110億円から15年には120億円に拡大、うち高機能タイプの商品は45億円から65億円まで伸びる見込み。市場シェアはタニタとオムロンがそれぞれ3分の1を占める。
課題はタニタが持つ高い機能を一般家庭に浸透させること。「丸の内タニタ食堂」では利用者を対象に健康相談室を併設、業務用で価格210万円という体組成計が使われており、食後に計測したデータを管理栄養士が解説する。「ゆくゆくは家庭でこのサービスを可能にする」(開発企画課の西沢美幸課長)ことが狙いだ。その一環で最近、音声ガイドつきの体組成計を発売した。
今後の開発について西沢課長は「量るだけではなく、家庭で楽しく健康管理もできる機種を開発したい」と話す。幸いレシピ本効果で、社外から共同研究の誘いが増えたという。