体重計、体組成計の国内市場規模【拡大】
タニタが目指す「健康総合産業」とは、病気を未然に防ぐ「未病」の啓蒙(けいもう)でもある。その一環で、歩数計と専用ウェブサイトを組み合わせた「タニタの健康プログラム」の法人向け展開を10月から本格化させた。
専用サイト「からだカルテ」に、社員が体組成計や血圧計などで計測した自分のデータを入力。結果をパソコンに取り込み体調を管理する。
タニタの社員約1200人が試験的に2年間、実施したところ、メタボ社員が激減して健康保険組合の医療費の削減に成功。金額に換算すると300万円の削減ができた。経過は丸の内タニタ食堂の成功とともに、12年版の厚生労働白書で紹介された。
谷田千里社長は「当社でこれだけ成果が出たのだから、地方自治体や企業では相当な額の医療費が削減できるはず。プログラムを普及させて国の医療費を削減し、予算上の『国の健康』にも寄与したい」と意気込んでいる。(藤沢志穂子)