薄型テレビの国内生産額【拡大】
パナソニックは、2000億円超を投じて兵庫県尼崎市に建設したプラズマパネルの最新鋭工場の稼働を11年度に停止。さらにプラズマパネルの開発投資の凍結も検討している。シャープも栃木県矢板市のテレビ組立工場を今後縮小する構えで、ソニーはサムスンとの液晶パネルの合弁事業を解消し、パネルの外部調達を拡大させている。
3D「期待外れ」
電子情報技術産業協会(JEITA)の予測では、薄型テレビの国内生産額は13年に前年比12%減の788億円と、直近のピークだった10年に比べて10分の1以下に落ち込む。
一方で新興国向けなどの需要を見込み、海外拠点を含めた日本メーカーの世界での生産額は1%増の3兆887億円と推定。国内から海外に各社が軸足を移す状況を如実に表している。
国内市場での単価下落を補うため、3Dテレビを10年に投入したものの期待外れに終わり、各社は高級化路線に活路を見いだそうとしている。その代表例が、フルハイビジョン映像の約4倍の解像度を持つ「4K」テレビだ。