コンビニ業界に淘汰の足音? 「アマゾンは怖い」ネットの脅威、成長鈍化も (2/5ページ)

2012.12.29 07:00

大手コンビニ5社の国内店舗数

大手コンビニ5社の国内店舗数【拡大】

 もっとも、業績は各社で差があり、業界最大手のセブン-イレブンが「独り勝ち」というのが実情だ。11月の既存店売上高でセブンは前年同月比0.3%増とプラスを維持したが、ローソンなど主要各社は軒並みマイナスとなった。

 1日当たりの全店の平均売上高(日販)でも68万2000円でトップのセブンに対し、2位のローソンは55万8000円、3位のファミリーマートは53万7000円と水をあけられている。さらに4位のサークルKサンクスは48万1000円と、上位3社と下位各社との開きも大きい。

 日販が大きいほどコンビニのオーナー収入が増え、適地に物件を持つ人との出店交渉も有利に働くだけに、「セブンにくら替えするオーナーが最近急増している」(業界関係者)との声も聞かれる。

 IT投資に数百億円

 セブンの好調さを支えているのは、自主企画(プライベート・ブランド=PB)商品の強さだ。1万5000店以上を全国で展開する「バイイング・パワー(巨大な販売力を背景にした強い購入力)」を生かし、セブンは思い通りの品質と価格で、自社の利益率の高いPBを大手メーカーに作らせることができる。

「日販の差は、商品開発力の違いに行きつく」と自負