コンビニ業界に淘汰の足音? 「アマゾンは怖い」ネットの脅威、成長鈍化も (3/5ページ)

2012.12.29 07:00

大手コンビニ5社の国内店舗数

大手コンビニ5社の国内店舗数【拡大】

 セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長は「日販の差は、商品開発力の違いに行きつく」と自負する。

 PBの「セブンプレミアム」は07年5月に49品目でスタート。食品や生活用品などを中心に12年度は1700品目で売上高4900億円、15年度には2400品目に増やして高級PB「セブンゴールド」も強化し、売上高で1兆円を超える青写真を描く。セブン-イレブン・ジャパン商品本部長の鎌田靖常務執行役員は「独自商品が差別化となり、顧客を確実に取り込んでいる」と自信をみせる。

 セブンの成功に刺激された各社は、競うように商品開発に心血を注ぐ。その要となるのが、ポイントカードで蓄積した購入履歴などの顧客データだ。商品開発に生かすためには、マーケティングシステムの高度化で詳細な分析を可能にするIT投資が欠かせない。

 ファミマの上田準二社長は「ITシステムは5年に1度は更新する必要があり、数百億円かかる。投資のできない中小チェーンの淘汰は進むだろう」と指摘する。

最大の脅威は米アマゾンに代表されるインターネット通信販売