コンビニ業界に淘汰の足音? 「アマゾンは怖い」ネットの脅威、成長鈍化も (5/5ページ)

2012.12.29 07:00

大手コンビニ5社の国内店舗数

大手コンビニ5社の国内店舗数【拡大】

 ファミマは11年に買収した高齢者向け弁当宅配のシニアライフクリエイトを通じ、今年12月から商品の宅配サービスを始めた。ローソンは国内最大のポータルサイトを運営するヤフーと組み、13年1月から宅配を始める計画だ。

 国内の競争激化や限界もにらみ、各社は海外にも積極的に乗りだしているが、「国内よりも厳しいのが実情」(セブン&アイの鈴木会長)という。アジアを中心に7カ国に進出したファミマも黒字化はタイなど一部にとどまり、「黒字化には出店から10年はかかる」(上田社長)と長期戦の構えだ。

 海外展開の成功には、収益の土台となる国内成長を維持する必要がある。野村証券の正田雅史アナリストは「国内では顧客層を広げることで需要を拡大できる余地がある。課題は利益率の改善で、商品開発力と各店舗をコントロールする力が重要」と指摘している。(西村利也)