日清食品HDのベトナム子会社が即席麺を製造しているビンズン工場(日清食品HD提供)【拡大】
世界ラーメン協会の資料によると、2011年のベトナムの即席麺売り上げは49億食で世界4位。3位の日本(55億食)に迫っており、即席麺はいわば国民食だ。
また、ベトナムの人口は約9千万人で、平均年齢が約28歳と、国民が非常に若い国だ。
ベトナムは海外からの投資で経済成長を続けてきたこともあり、日清は「所得を消費に向ける若者が経済発展で多忙になれば、調理が簡単な即席麺の需要がさらに高まるはず」と、マーケット展望を理由にあげている。
日本製品に信頼
親日性が高いとされるベトナムでは、日本製品への信頼も高い。1990年代、ドイモイ(刷新)政策を受けてベトナムの自由経済化が進んだ際、日本から輸入したバイクが大流行。丈夫さ、使いやすさが評価され、バイクがすべて「ホンダ」と呼ばれた時期があったという。
文化面でも日本食が身近になっており、日本食を提供するレストランや総菜店のほか、回転寿司や鍋料理が流行している。