日清食品HDのベトナム子会社が即席麺を製造しているビンズン工場(日清食品HD提供)【拡大】
ベトナムでは食の安全にかかわる問題が後を絶たない。食肉の重量水増し、見た目をよくするための着色など、さまざまな問題が浮上し、消費者側も敏感になっている。政府開発援助(ODA)やバイクだけではなく、食も日本への信頼を高めているのかもしれない。
「基本的に新しいもの好きな国民性に、品質の高い日本製品が受けている」。昨年ベトナムに渡航した女性会社員はこんな感想を話した。
生産拠点から消費市場へ転換
ベトナムの歴史を振り返ると、1975年のサイゴン陥落でベトナム戦争が終結するまで長い戦乱にあったが、日本と同じように戦後にベビーブームが起きており、30歳前後の人口が一番多く、65歳以上は5・5%。
一定の年齢層が極端に少ないのはベトナム戦争の影響だが、この構成が消費者層の厚さを予感させ、ベトナム国内市場の将来性として評価されている。若い世代が多いだけに第2次ベビーブームも起こりうる。