この傾向は、リクルートワークス研究所の調査で裏付けられる。学生1人(今春卒業予定の大学・大学院生)に対する企業の求人状況を示す大卒求人倍率を従業員数でみると、1000人以上の大企業は1倍を下回る。一方、中堅・中小は、1000人未満が1.79倍、300人未満では3.27倍。企業規模間の求人倍率の差は年々縮小しているが、ミスマッチ解消には至っていない。
こうした中、リクルートキャリアは、新卒・既卒者と中堅・中小の出合いから始まる就職サービス「リクナビダイレクト」を2011年10月に始めた。
特徴は、書類選考なしで求人企業に出合える点。自身の就職条件にこだわるあまり求人企業を安易に切り捨てる学生が多い現状を踏まえた取り組みだ。
同サービスには約1000社が求人情報を掲載する。今後も掲載社数の拡大を狙う一方、「企業と若者のマッチング精度を高める」(新卒事業本部)考えだ。
働きながら「就活」
パソナグループは、「パソナフレッシュキャリア社員制度」の拡充に取り組んでいる。同制度の1次選考を通った学生は、ビジネスマナーなどを養う基礎研修を経て、契約社員としてパソナグループまたはパートナー企業(派遣先)に最長2年間勤務、働きながら就職に備える。営業や財務などの高度専門職研修も受講可能だ。