「松下電器産業(現パナソニック)は人をつくるところです。合わせて商品もつくっています」。パナソニック創業者の松下幸之助氏は社長時代、新入社員に向かってこう語ったという。
松下氏は「ものをつくる前に人をつくる」を経営理念に、企業人としての社会的責任を植え付けようと尽力した。
優れた製造業の革新的な製品開発はグローバル経済を支え、人々の生活を便利で豊かにしてきた。しかし、責任と義務を伴うものづくりの役割を取り違えた企業はイエローカードどころか、レッドカードすら掲げられるかもしれない。(産経新聞経済本部 芳賀由明)