損保系生保の新契約高【拡大】
損保会社からの委託を受けて損保商品に関する説明や契約締結を行う代理店は、自動車販売店や金融機関を中心に全国に広がる。火災保険や自動車保険の加入者が契約更新で代理店に来たときに、生保商品を売り込める利点は大きい。
生保の営業は厳しい。ある損保系生保の幹部は「最も労力を要するのは新たな顧客を見つけること。1人の顧客に生保商品を提案した場合、あと3人くらいの紹介をもらわないと、後の販売が続かなくなる」と話す。それだけに、損保市場という既存の地盤は、大手生保や外資系生保にはない強力な武器だ。
伸びる新契約高
保険業法改正による規制緩和で、損保と生保が子会社を通じて相互参入できるようになったのは1996年。以来16年余りが過ぎ、損保系生保の存在感は生保業界で着実に高まっている。
3大損保グループ傘下の生保会社の保険料等収入は、12年9月中間期に単純合算で前年同期に比べ約2割増えた。MS&AD系の三井住友海上あいおい生命保険は12年9月中間決算で新契約高が1兆8283億円と、国内で展開する生保会社43社の中で7位に躍進。12年3月期は10位で、初の1桁入りを果たした。