損保系生保の新契約高【拡大】
得意分野は3大損保グループで微妙に異なる。三井住友海上あいおい生命の場合、収入保障保険が「一番の売れ筋」(担当者)。一般的なタイプに加え、給付範囲の広い総合収入保障保険の販売にも注力しており、12年4~9月の新規販売件数は前年同期比でそれぞれ2.6倍、1.4倍に大きく拡大した。
NKSJひまわり生命が08年8月に売り出した医療保険「健康のお守り」は、通院によるがん治療でも保険金が支払われる特約を追加で設けたことなどが奏功し、累計販売件数が12年度中に100万件を超える勢い。一方、東京海上系の東京海上日動あんしん生命保険は「死亡保険や医療保険、企業が加入する事業保険をバランス良く販売しているのが特徴」(同社)だ。
特色ある商品づくり 業容拡大のカギ
3大損保グループがこぞって生保事業を強化するのは「生保事業を安定的な収益源に育てれば、グループ全体のリスク分散につながる」(大手損保役員)とのもくろみがあるためだ。本業の損保は、地震や洪水などの大きな自然災害の発生が重なると、保険金支払いが急増し業績が大きく下押しされる恐れがある。また、主力の自動車保険は不振が続き、収益改善には時間を要するからだ。