だが、国内市場は頭打ちで活路は海外に求めるしかない。サントリーHDは今後できるだけ早期に売上高2兆円(23年12月期実績で約1兆8千億円)、海外比率25%(同約21%)を達成するとの目標を掲げ、最近は海外でのM&Aを活発化している。
21年には仏飲料メーカー大手オランジーナ・シュウェップスを約3千億円で、ニュージーランドの清涼飲料メーカー大手フルコアを約750億円で相次ぎ買収。さらにアジアで成長余地が大きい飲料・食品事業のM&Aを模索している。
一方で実質的な有利子負債は、20年12月期末の1048億円から23年12月期末には3748億円まで膨らんだ。M&Aの資金調達は従来の銀行借り入れや社債発行では心もとない。そこで浮上したのが、M&Aの主体となるサントリー食品が上場して資金を調達する戦略だった。