LCC誘致に本腰を入れる中部国際空港=愛知県常滑市(内山智彦撮影)【拡大】
LCC誘致で切り札とするのは、専用ターミナルの建設だ。「関空、成田にないものをつくれ」。川上社長は社内で発破をかける。指標とするのは、関空に昨秋開業した国内初の本格的なLCC専用ターミナル。鉄骨むきだしの天井など、建設コスト減につながる関空の工夫は取り入れる方針だ。
また、空港の大きな収入源である商業施設でも知恵をめぐらす。一般客も立ち入りできる一般エリア、旅客のみが入る制限エリアで、それぞれどう店舗を配置するかも、関空を研究して構想を練る。
「どちらのエリアで商売するのが効果的か。関空の例は参考になる」
トヨタ方式 得意の低コスト化
中部空港は、愛知万博をひかえた平成17年に開港。関空同様の海上埋め立て空港だが、総事業費を見込みより2割以上削減、開港後初年度から黒字を計上するなど公共工事の「常識」を覆した。「トヨタ方式」での徹底的なコスト削減成果だ。