世界の発電電力量と天然ガス発電の割合【拡大】
その構想を覆したのが、三菱重工と日立の火力発電事業の統合だった。GEは日立とも大型ガスタービンの供給で協力関係にあったが、その関係も解消。「三菱重工-日立」連合への対抗軸の構築に動く東芝と組むことを決断した。
一方の東芝は、2015年度に火力発電事業の売上高を3500億円に引き上げる目標を掲げている。だが、コンバインドサイクルの要である「ガスタービン」の技術を自前では持っておらず、GEとの協業は不可欠だった。
これに対し、三菱重工と日立の組み合わせも、相互補完関係を築く。三菱重工は大型ガスタービン、日立は中小型を得意としており、統合でフルラインアップがそろう。
三菱重工は2月6日、統合交渉で中心的な役割を担った宮永俊一副社長が社長に昇格する人事を発表した。宮永氏は「合弁を円滑に立ち上げ、(GEなど)欧米のトップ企業に劣らぬ収益性を目指す」と意気込む。