初公開!牛乳石鹸工場のヒミツ 「赤箱」「青箱」に隠された歴史 (4/6ページ)

2013.3.2 12:00

赤箱と青箱がペインティングされた安田工場の扉。社員らが休憩時間などを利用して描き上げたという

赤箱と青箱がペインティングされた安田工場の扉。社員らが休憩時間などを利用して描き上げたという【拡大】

  • おなじみの牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」。関西と関東ではそれぞれの認知度が違うという
  • 1回に約25万個のせっけんを生み出す大釜。室温が40度ぐらいまで上がる夏場の作業は大変だという
  • 歴代の赤箱パッケージ。下段中央にあるのが「ピンク箱」
  • 香料などを配合した後、一定の長さにカットされて押し出される棒状になった石鹸
  • 出来上がった棒状石鹸に触ると、少し温かく柔らかい
  • 完成して箱詰めされる「赤箱」(6個入り)
  • ピンクレディーのポスターなど懐かしい“お宝”を展示。歴史資料館内はまるでタイムカプセルのよう

 液体は、牛脂とヤシ油に、水と水酸化ナトリウムを加えたもので、「これが、石鹸のもとになるニートソープといわれるものです」と川上喜美夫・副工場長(50)。どうやら、今の牛乳石鹸には牛乳そのものは入っていないようだ、念のため。

 石鹸の作り方は、大きく分けて2通りある。短時間で均一な石鹸を大量生産できる「中和法」と、同工場のような「釜だき製法」だ。

 中和法だったら約30分で出来る工程を、ここでは熟練した職人たちが5~7日間かけて釜の中を見ながら作り上げる。「肌に優しい石鹸を作るためには、手間暇を惜しまない」という心意気が感じられる。

 ニートソープの状態にしたあと、石鹸の形にしていく工程が続く。最後は、棒状になった石鹸が製造ライン上を流しそうめんのように移動し、適当な長さに切り揃えられていく。

 機械で型打ちして牛のマークを入れたら牛乳石鹸の完成。できたての石鹸は、普通の石鹸よりも柔らかい感じがして、まるで「赤ちゃん」のように思えた。

副工場長が、とっておきのスポットを教えてくれた

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