肉球を模したデザインが特徴の瞬足「エスチーター」【拡大】
小学生らしさ追求
もう一つの課題はシューズの表面のデザインだった。前島氏が提案したのは斬新な「アニマル柄」。しかし、ヒョウ柄に代表される「アニマル柄」は、大人の女性のファッションの代表的な模様の一つにもなっている。社内からは「小学生向けのシューズには、アニマル柄は刺激が強すぎるのでは」という声も聞こえてきた。
しかし、チーターをモチーフにしたシューズを開発する以上は、ソールのデザインだけでなく、表面のデザインも「チーター柄」にするほうが、消費者に与えるインパクトが強いはずだった。前島氏は、小学生らしさを出すために、正面から見ると、チーターの顔に見えるよう、愛らしさも追求した。
12年4月に試作品が完成し、7月には商品化の詳細が最終決定した。前島氏が提案した「チーター柄」のデザインも採用が決まった。大都市を中心に展示会にも出品し、特に関西では「ノリがいい」と好評だったという。前島氏は「奇抜だという批判はほとんどなく、ホッとした」と振り返る。