一気に販売上積み
スズキの巻き返しの秘策は、もうひとつある。
4日に発売した軽セダン「アルトエコ」だ。1リットル当たり33キロとガソリン車トップの燃費効率を達成。これまでも30.2キロとトップを誇っていたが、「ミラ イース」との差は0.2キロしかなかった。しかも、価格が高いこともあって、販売面で6~7倍差がつくなど、苦戦を強いられてきた。今回、一気に1割の燃費差をつけたことで、ダイハツへの追撃態勢が整うこととなり、販売面に与える効果は大きいとみている。
同社は、アルトエコ単体の目標台数は公表していないが、現在は約3000台程度とみられており、今回のハイブリッド車(HV)並みの燃費効率を誇るアルトエコの投入で、一気に販売の上積みを目指すもようだ。
スズキは、3月発売のこの2車種を新たにラインアップに加え、「エースで4番」の看板車種「ワゴンR」で台数を稼ぐというのが、今年の戦略だ。