それでも鈴木会長は「やっぱり燃費。きょう29キロを達成したからといって安心はできない。翌日から次の改善を目指す」と、こだわりをみせる。
これに対し、ライバルのダイハツは、衝突をレーダーで感知して未然に防ぐ、自動ブレーキシステムを昨年末発売した「ムーヴ」に初搭載し、消費者に新たな価値観を提案する。「女性や高齢者の利用が多い軽だからこそ必要」(伊奈功一社長)として、「ミラ」や「タント」など全車種への搭載も見据える。
スズキの商品力は誰もが認めるが、再び販売シェアトップを射程にとらえるには、燃費性能に加え、ライバルも驚く新しい価値観を生み出すことが求められている。(飯田耕司)