1~2月のシェアは28.5%と依然として目標の30%には達していないが、2車種の注目度も高まっており、鈴木会長は「今年度のシェア30%は確保できる」と自信をみせる。
ただ、この戦略がスズキの思惑通りに進むかどうかについては、疑問の声もある。
商品力や燃費以外に新たな価値観必要
「スペーシア」「アルトエコ」とも、販売で先行する2社の機能や性能面を「半周遅れ」(鈴木会長)で追い越しただけで、新機軸を新たに打ち出したわけではない。防戦一方の後手の開発ともいえる。
ある証券アナリストも「(1993年に)室内の狭さを、背を高く取ることで克服した『ワゴンR』を出したころの攻めの姿勢がない。商品力はあるが、魅力は乏しい。今回のスペーシアは“三番煎じ”」と手厳しい。
特に、燃費性能に関しては、「軽=低燃費」とのイメージが消費者に浸透しており、燃費ナンバーワンが最大の武器とはならない可能性も高い。